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最近読んだ本の感想 vol.1

2011年01月19日
あまり更新しないのも駄目だと思ったので、最近読み終わった本の感想でも。

藤崎慎吾『ストーンエイジCOP 顔を盗まれた少年』

 あらすじとしては、”温暖化が進み亜熱帯域になった日本。小さな政府を目指す一環で警察がコンビニに一部委託されるようになった。また、遺伝子工学が十分に発達し、人は気軽に自らの顔を変えたり体の一部に尻尾をはやしたりできるようになった。かつ、インターネットを使った完全なユビキタス社会になっており、iーリンクと呼ばれる腕輪型端末でいつでもどこでもネットワークに没入することが出来る。それらの結果、自らの身体の境界は曖昧になっている。ある日、コンビニCOPの滝田は、ストリートチルドレンの少年を補導し話を聞く。その話によれば、自分のオリジナルの顔を持った誰かが自分になりすまして家に居ついているという。その解決に滝田は挑むのだが...”といった感じ。
 最高に面白いSFエンターテインメント小説で世界観もキャラの個性も凄く魅力的。最後まで前のめりになって読むことが出来た。SF設定も著者が得意のバイオ関連のものがどしどし投入されているが、分からない単語もそれとなく説明されているので大丈夫だった。ストリートチルドレンが亜熱帯域になった日本で、都会のエアポケットとして作られた森林公園で狩りを行うという設定なんてもう最高。飼えなくなった動物が野生化しているのだが、この世界ではコモドドラゴンやアナコンダがうようよしている。後半の臓器林の場面はホラー好きの人でも十分満足できる出来だと思う。ミステリ好きの人にも是非読んで欲しいし、後書きにある様に『機動警察パトレイバー』、『攻殻機動隊』といったSF漫画が好きな人にもお薦めしたい。

公野櫻子『Baby Princess (6)』

 ご存知の人はもう読んでいると思うが、べびぷり最新刊である。今巻では蛍と春風が大活躍。もうフワフワあまあまで読んでるだけで顔がニヤケてくる。もう終わりが近いがウェブ日記も展開しているし、アニメ化も決定しているので今からでも読んでみてはどうでしょうか。

井上雅彦監修『異形コレクション 江戸迷宮』

 日本でのホラー短編集の大御所である異形コレクションの新刊。毎回クオリティーの高い短編を提供してくれるこの安定感は凄い。今巻のテーマは”江戸”。エネルギッシュな大都市で風水に基づいて作られた大都市。しかし吉原には妄念渦まき、貧富の差は激しく、どこか異界と繋がっているようなそんなイメージを持たせてくれる魅力的な過去の都市。そんな江戸での怪談・怪奇話が18人の作家によって書き下ろされている。全く関係ないが、私は里言葉が大好きである。どの短編も面白いのでこの寒い中、炬燵に入りながらホラーなんてのも粋でいいんではないでしょうか?

 というわけで、このエントリでは三冊の最近読んだ本についてちょっとした感想を書いてみたが、いかがでしたでしょうか?それでは、また次の日記で...!
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