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最初の一歩は怖いけど、友達がいるから大丈夫!ヤマシタトモコ『BUTTER!!!(3)』を読もう!

2011年08月31日
 台風が接近しているせいか風が物凄く強いですね。9月3日、4日と日本SF大会が静岡で開催されるのですが、大丈夫なんでしょうか?モロに直撃コースを辿っているような…。まぁ、屋内のイベントですし大丈夫でしょう!
 というわけで、9月最初の更新です。誰か褒めて下さい!嘘です。もうちょっと更新を頻繁にできるように頑張りますです。押忍。

ヤマシタトモコ『BUTTER!!!(3)』
 もはやこのブログではお馴染みのヤマシタトモコさんによる青春群像漫画『BUTTER!!!』のレビューです。前回の記事はここを参考にして下さい。だいたい1巻と2巻の最初あたりに触れています。
 というわけで3巻です。人気も順調に獲得しているようで、ファンとしては嬉しい限り。読み切りなどで大人の恋を描いた漫画も面白いのですが、『BUTTER!!!』は、描いていて楽しいんだろうなというのと、ヤマシタさんがどんな事を伝えたい・読みとって欲しいかが如実に表れていて、読んでいてこちらまで楽しくなってくるような漫画に仕上がっています。
 さて、そういうわけで3巻ですが、3巻の見どころは何と言っても、柘百合子こと”げっつ”が自分の殻を破り、頑張ることを決めた所です!背が高く、グラマーな彼女は自分の外見にコンプレックスを持っており、普段の生活では猫背で内股、さらに前髪で顔を隠し眼鏡も小学生のころから使っている洒落っ気の全くないものを使ってなるべく目立たない様に目立たない様に生きてきました。でも高校生になって自分を変えてみようと思い、社交ダンス部に入ったのはいいけれど、やはりコンプレックスというものは部活内ではかなり打ち解けていても、そう簡単に治るものではありません。
 そんな中、ちょっとした事件が起こります。部活仲間と帰校中、柘さんの事を中学の時から好きだった他校の男子が待ち伏せして柘さんに告白しようとするのです。でも柘さんは、中学の時にその男子から嫌な事を言われた記憶しか持っていない、加えてそのことが少しトラウマになっているんですね。一応フォローしておくとその男子も本心から言ったわけではない、逆に柘さんの事が好きだから意地悪してしまった、よくある若さゆえの過ちだったのですが…。でも彼が言った言葉は彼女を傷つけた。もう柘さんは顔だって見たくないほどその男子の事を嫌いになっていた。
 逃げるようにしてその場を立ち去った柘さん。前向きに考えていた文化祭の企画も自分は裏方に回して欲しいと部長に願い出て、開きかけた扉を自ら閉じてまた岩戸の中に籠ろうとします。しかしそこで柘さんにとってのアメノウズメとなったのは元気印で友達思いの夏ちゃんでした。夏ちゃんだってつい先日まで目立つ行動を取るのが苦手だったのを何とか克服したばかり。だから、まだまだたどたどしくて上手に気持ちを伝えられないけれど、夏ちゃんは自分の”気持ち”をこう伝えます。

(生活指導の先生に髪のことでイチャモンをつけられ仕方なく女子トイレで髪を結いあげてもらった後、クラスメイトから戦えよと励まされる)
夏「……「戦え」だって」
柘「……やだよ」
夏「……あ あたし… は …自分の好きなものを嫌いって言われると悲しいし悔しい」
 「あたしは好きだし あたしのセンスだもん 自分の好きなもの 人も好きだと嬉しい」
 「げっつのつらさはあたしにはわかんないよ わかんないけど――――」
 「あ あたしはもっと大人っぽい外見がよかったし!なりたいし!」
柘「そんなの…」
夏「…げっつがさ!自分のこと嫌いって言うと!そ…それを好きなあたしの事も否定してんじゃん!やだよ!!!
 「あ あたしは好きなのに…!
 「げっつのバーーーカ!!!逃げ虫ー!!!

 友達に対して面と向かって思ってる事をストレートにぶつけることって凄く難しいし、とっても恥ずかしい。ましてや高校生なんだから、なおさらです。でも夏ちゃんは顔を真っ赤にしながら上記の内容の事を半ば最後は叫びながら伝えます。だって”げっつ”にも、フツーじゃないってサイコーだという事を知って欲しいから!僕なんかは、もうこのシーンで目頭が熱くなってしまいました。
 そして顔の線が隠れないような髪の結い上げをしてもらった柘さんは鏡を見て、決心します。でもやっぱり怖い。それはそうです。戦う事を決意しても怖いものは怖い。今まで隠してきた期間が長ければ長いほど、その怖さは大きいでしょう。そんな最後の一歩を躊躇していた柘さんの背中を押したのは以外にも、端場くんでした。男子トイレに行く途中だった端場くんは、中学の時の彼を軽く虐めていた調本人に「おっ 高校デビュー君(プッ」と冷やかされます。仲間が侮辱されたことでカチンとなって何か言ってやろうと口を開きかけた瞬間、端場くんがこう叫び返します。

わ わ わりーか!うるせーー じゃますんじゃね ねーーよ!!!

 どもってるし啖呵としては迫力に足りないけど、こんなこと言えるのは素晴らしい進歩です。だってこの間までは頑張ることってダサいと勘違いしてたんですから!端場くんはちゃんと前を向いて進んでることに励まされた柘さんは、最後の一歩をこうして踏み出したのでした…。

 いやー…、熱い!熱いよ!こんな部活にかける青春も送ってみたかったなぁ~。読んでいて励まされるし元気をもらえる、『BUTTER!!!』はホントに良い漫画です!あとやっぱり、頑張ってる人を見るのは気持ち良いですね!元気を貰える。明日も生きていけそうな、そんな気分にさせてくれますから。
 ちなみに、ここまでが前半部分で、3巻の後半は宝塚大好きイケメンリア充くんこと掛井涼くんが一皮むける話なんですが、まぁいいよね?男だし。イケメンだし。あと、イケメンだし


あ、一応げっつのビフォア―アフター貼っておきますね!
BUTTER!!!_01

べ、別人じゃねーか!!!結婚を前提にお付き合いして下さい!!!(←ほんと男子っていったいどこ見てたのかしら?サイテー!)

 さて、というわけでいかがだったでしょうか?いや~、漫画ってホントにいいものですね!それでは、次の更新でまたお会いしましょう。さよなら、さよなら、さよなら!


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