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平山夢明『非道徳教養講座』を読んだので、その感想とか

2011年01月30日
 平山夢明先生の『非道徳教養講座』を読み終わったのでその感想とかを書いてみたいと思う。

 2009年に発売された小説『DINER』で第13回大藪春彦賞を受賞した平山夢明先生による人生指南が書かれた本がこの『非道徳教養講座』である。

 最初にこの本のタイトルを見た時は、「いったいどんな鬼畜な教養を教えてくれるんや・・・(ぐひひ」と、まるっきりキ○ガイな期待をしていたのだが、読んでみると意外や意外(←失礼)、平山先生ご本人の考え・信念にのっとって書かれた、非道徳とタイトルにはあるが、自分にはとてもしっくりくる内容の数々で、良い意味で期待を裏切ってくれた。基本的に賢女子に向かれて書かれた内容だが女子を男子に置き換えて読むことが出来る。
 掲載例を上げると、『賢い男の捨て方』、『賢い親の裏切り方』、『賢い嘘のつき方』などなど。「なるほど確かにものすごく非道徳的に見える・・・」と思ったなら、あなたはまだまだ賢女子ではありません。よちよち歩きの赤ちゃんと何ら変わりがないとここに言わせて頂きます。
 もうね、目から鱗がボロボロ落ちて「あれ、目が見えない。これって角膜・・・?」みたいな感じの数々の平山節の効いた話に、多少気になる点はあったが、もう感銘を受けた。生き馬の目をくり抜くような厳しさの現代社会で、奴隷のように生きておられる皆様におかれましては一読をお薦めする。そして最後の巻末対談を読んでズッこけて(笑)役に立たないのかよッ!
 そうだ。あとね、児嶋都先生の自画像デフォルメ猫耳キャラが超可愛い。一番可愛かったのは平山先生に赤ちゃんのうんこをカレーとして出す店の嘘をつかれながら編み物してる児嶋先生。

ここから先は、俺の中の平山夢明像とかを少し書いてみたいと思う。興味ない人は読み飛ばしてちょ。

 俺は平山先生は、「俺が書いた糞みてぇな話が読んだ人の役に立ったり少しでも楽しんでくれればいいんじゃない?別にあんたの事なんてどうとも思ってないんだから!///」というツンデレ姿勢を貫いていると感じたのね。だから人によっては、「お前にそんなこと言われたくないわ!」とか「気持ち悪い話書きやがって!不愉快だ!」と拒絶反応を起こす人もいると思う。でもね、「真の友人は両手の数だけいればいい」と仰ってる平山先生はさ、たぶん人間というものが大好きなんだろうって思う。作家さんってさ、普通は縁遠い存在じゃない?イベントやサイン会で会えたとしても話するなんて難しいし。でも、なんというか俺の中で平山先生は、たまに集まる親族の寄り合いで、周りの大人からは「夢明はもうちょっとしっかりして欲しい・・・」なんて言われてて、自分に怖い話してきたり無理矢理チューを迫ってくるんだけど、いつだって優しい面倒見のいいのおじさんみたいなポジションにいるんだよ、不思議と。なぜか身近に感じてしまう。
 平山先生の小説に出てくるキャラなんてさ、もう頭のネジがゆるんでるどころか外れてしまって代わりに落ちてたネジに似た何かを突っ込んで様なイカれた人ばっかりなんだけど、その中に”愛”と書くと安っぽいし通俗的だけれど、それに似たような何かを感じる時がある。『人間溶解』のあとがきで黒史郎先生は、壊れちゃった人に対して「みんな生まれた時は、純粋無垢な塊だったはずです。ただ、ナニがアレして大切な部分が溶け落ちてしまっただけ。」と書いておられるがまさにその通りで、同情したらつけ込んでくるクソ以下の連中でも一応人間なんだよ。関わっちゃいかんけどね。

 だらだらと『非道徳教養講座』を読んでる時に思ったことを書き連ねたので、いつも異常に漠然としてるなぁ(笑)つまり俺が言いたいことは平山夢明先生の小説が面白いってこと。

 最後に、『非道徳教養講座』を読んで一番驚いたこと。
それは・・・―――



結婚されていて、2010年12月時点で17歳になる娘さんがいるという事!

マジでたまげたね(笑)

というわけで、次の日記で...!



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